特別授業「知財と工芸」が行われました 【2026.6/17】
博多織デベロップメントカレッジでは、今年度「知財と工芸」と題した特別授業が開講しました。
この授業は、知的財産(知財)に関する 様々な情報提供や支援業務を行っているINPIT(独立行政法人工業所有権情報・研修館)にご協力を頂き実現したものです。
2026年6月17日(水)午後に行われた授業では、INPIT知財戦略部・知財戦略エキスパートの平林篤哉講師と小松崎里沙主査、INPIT福岡県知財総合支援窓口の矢賀部宇都平氏が来校され、2年生(19期生2名)向けに博多織をめぐる知的財産権について御講義をいただきました。
授業では、平林先生が「デザインの権利と、博多織デザインの知財からみた留意点」と題し、知的財産権の法体系や、デザインに関する主な権利について解説していただきました。
平林先生は、商社、ゼネコン、国内電機メーカーに従事する中、知的財産部門に所属し、知財戦略立案、特許出願権利化、模倣品対応、係争等を経験するとともに、デザイン・ブランディング形成等、幅広く携わられてきました。2021年には、経済産業省産業構造審議会知的財産分科会意匠制度小委員会委員として、政策審議にも参加された方です。
さらに、博多織製品・商品のデザインを対象とした場合の留意点について説明がありました。
「アニメなどのキャラクターを、デザインに取り入れて良いか?」
「どこまで似るといけないのか?」
「客先からキャラクターデザインの要望を受けた場合にどうすればよいか?」
等、研修生らと共に対応策を考えながら、授業が進んでいきました。
研修生は現在作成している図案を掲げながら、「キャラクターをモチーフとしたカラーリングを用いた場合、どのような配慮が必要か?」等、活発な質疑が行われていました。
また、INPITで行っている工芸品のデザインに関する知財支援等についてもご紹介いただきました。
特に、デザインに法的不安がある時や、デザインが真似されたと感じた時に、INPIT福岡知財総合支援窓口にサポートを依頼する方法についてご説明いただきました。
【INPITのホームページ】
・INPIT(インピット) 福岡県 知財総合支援窓口 https://chizai-portal.inpit.go.jp/madoguchi/fukuoka/
・INPITについて https://www.inpit.go.jp/about/index.html
博多織デベロップメントカレッジでは、「伝統」に縛られない自由な発想で、世界に羽ばたける博多織の作家や新時代の職人、博多織を活かした工芸プロデューサーとして活躍していくのに必要な能力を育成していきます。
NPO法人博多織デベロップメントカレッジ
2026年7月2日掲載
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