これまでの伝統を刷新する新たな教育モデル。
その学びを支える実践的な講師陣が集結。
■ユニット講師
それぞれの分野の先端で実践に携わる
実務家・研究者を招いた「ユニットプログラム」講師陣。
- UNIT 自己探求
- 全ての表現手法のベースと位置付けられる、ストーリーを描く力の基礎を養うユニット。ジャーナリスト育成のプログラムを踏襲し、「取材し、書く」実践形式を導入。
ジャーナリスト/法政大学准教授藤代 裕之
PROFILE
広島大学卒。徳島新聞社で記者として、司法・警察、地方自治などを取材。NTTレゾナントで新サービス立ち上げや研究開発支援を経て現職。教育、研究活動を行う傍らジャーナリスト活動を行う。日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)代表運営委員。2017年「ネットメディア覇権戦争 偽ニュースはなぜ生まれたか」、2020 年「アフターソーシャルメディア 多すぎる情報といかに付き合うか」等を出版。
- UNIT 和の美
- 自分なりの「美の価値」を探求していくために、民芸と工芸、ファッション、繊維や染色の歴史や、伝統を継承しながら新しい価値で生まれたブランドやブランディングについて学ぶ
セレクトショップGood day (鹿児島) 代表森 香菜
PROFILE
鹿児島生まれ 高校卒業後、フランスへ フランス在学中〜出版業務に携わり、 東京に帰国後 テキスタイルブランド「cocca」のディレクターを13 年つとめる。 鹿児島に居を移し、2014〜「ヒト、モノ、コトを通して、今日がいい日でありますように」をテーマとしたセレクトショップとカフェとギャラリーを併設した「Good day」の運営とともに、鹿児島、九州の伝統工芸や地場産業、ものづくりに携わり、九州から発信する新しい工芸を意味する「nikacraftニカクラフト」を立ち上げる。
- UNIT プロトタイピング
- 「ユーザーに選ばれるデザイン」とは何か。顧客の課題や欲望を起点とし、商品発想と創造を繰り返し、広くものづくりの素地を養うプログラム。
一般社団法人デジタルファブリケーション協会代表理事梅澤 陽明
PROFILE
一般社団法人デジタルファブリケーション協会代表理事。ファブラボ神田錦町チーフディレクター。専門は3Dモデリングを活用したエンジニアリング。大手建設機械メーカー設計部を経て2013年に独立、デジタルものづくり手法を組み込んだ試作開発、多品種小ロットプロダクトの企画製作、地域や社内のものづくり工房マネジメントや、「つくる」をより身近にする環境やしくみの構築を目論みながら様々な企画を進行中、移動型工作工房「Faboo」プロジェクトもスタートさせる。日本国内のみならず、東ティモールなど海外での出張工房で、現地の人々と共にモノをつくる活動を始めている。
- UNIT ビジネスデザイン
- グローバルに大きなマーケットを獲得するビジネスを、どのように構想し、実現していくのか。実践形式を通じて、必要な知識と態度を養う。
株式会社 万流 代表、ブランドストラテジスト / ファシリテーター藤枝 慶
PROFILE
株式会社 万流 代表。同志社大学文学部英文学科卒業、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)修了。独立系世界最大のクリエイティブエージェンシーの戦略プランナーとしてブランドコミュニケーションの戦略立案やコンセプト開発などのプロジェクトを経験。その後、デザインファームの立上げ期から参画。アイデアの提案だけでなくファシリテーションやワークショップの考えを踏まえ多様な共創型プロジェクトに取り組む。
- UNIT 国際表現
- 「書く力」を養うユニットの応用編。英文ならではの表現になじむことで、グローバルな個人活動の基礎力を養成する。
ライター、翻訳家的野 裕子
PROFILE
ライター、翻訳家。2008年にフリーランスとなり、オンラインメディアを中心に執筆しながら、2017年までニューヨークと福岡の2拠点生活を続ける。現在は福岡在住。2006年に始めたアシュタンガヨガでは、ニューヨークのエディ・スターンに師事し、2018年にエディ・スターンが共著者となっている本「グルジ 弟子たちが語るアシュタンガ・ヨガの師、パッタビ・ジョイス」を翻訳出版した。
- UNIT 空間デザイン
- 人間が五感を伴って活動する空間を、幅広い知識と感受性を活かしながら生み出す手法を、実戦形式で学ぶ。
建築家/一般社団法人マザー・アーキテクチュア代表理事遠藤 幹子
PROFILE
建築家/一般社団法人マザー・アーキテクチュア代表理事。六本松にリニューアルオープンした福岡市科学館のチーフデザイナーを務める。大人から子どもまで「みんなが創造力を育める場づくり」をテーマに、公共文化施設や商業施設の空間デザインを多数手がけるほか、アフリカの村にお産の施設を住民参加型で建設する、「ザンビアのマタニティハウス」プロジェクトなど、コミュニティ主体の建築づくりも積極的に行っている。
- UNIT プロジェクトデザイン
- これまでのユニット学習を通じて積み重ねてきた知識と技術、経験を活かし、以降の個人プロジェクトにつながるアイデアの創出とその可視化に挑戦する。
株式会社リ・パブリック共同代表田村 大
PROFILE
株式会社リ・パブリック共同代表。東京大学i.school共同創設者エグゼクティブフェロー。デザイン思考のパイオニアとして知られる。現在は、国内外の産学官民を結んだ数々のオープンイノベーションのプロジェクトを企画・運営し、新たな「イノベーション生態系」のあり方を模索する。主な共著に「東大式 世界を変えるイノベーションのつくりかた」(早川書房)。京都大学、九州大学、一橋大学などでイノベーションの実践教育を担当。
■実技講師
最上級の手織り技術をもつ博多織業界を代表する重鎮が
技能継承のために直接指導します。
- 小川 規三郎
- 伝統的工芸品「献上博多織」の手機の技法を活かし、創作献上を昔ながらの織り方でものづくりを続ける。糸染めから製織まで博多織の全行程を一貫した手作業で実施している功績により、織物業界では数少ない「人間国宝」に認定。
PROFILE
昭和11年生まれ。家業、小川博多織工場見習。父善三郎没後、家業小川博多織工場継承。 昭和59年博多織伝統工芸士認定。平成14年博多織伝統工芸士会会長に就任。平成15年黄綬褒章を受章。翌年には、重要無形文化財保持者(人間国宝)認定。平成21年旭日小綬章、受章。博多織DCの学長を務める。
- 渡邊 福夫
- 16歳の時から博多織の業務に携わり、以来半世紀以上に渡り手織り一筋に励む。博多織の伝統技術・技法を継承する伝統工芸士として、永年その技術・技法の研鑽に努めてきた。繊細で緻密な作品には定評がある。博多織DCの専任教授として後進の指導育成に励む。
PROFILE
昭和27年内田織物に入社、博多織の手織の製織及び意匠デザインの修業を積む。昭和50年紋八寸なごや帯で福岡通産局長賞を受賞。昭和63年福岡通産局長賞を再受賞。平成2年博多織伝統工芸士(意匠部門)認定。平成11年博多織伝統工芸士(製織部門)認定。平成14年伝統的工芸品産業功労者表彰にて経済産業大臣より表彰をを受ける。平成18年NPO法人博多織デベロップメントカレッジ選任教授任。平成20年 秋の叙勲で「瑞宝単光章」を受賞。