技能伝承に加え先進教育のプログラムを導入で
伝統文化に新たな希望を呼び起こします。
■UNIT PROGRAM(ユニットプログラム)
博多織DCのプログラムの特徴のひとつは、
創造的実践能力を強化する「ユニットプログラム」
- プロジェクト・ベースド・ラーニング(PBL)コース
- 約1ヶ月毎で1つの分野の創造的実践に取り組むユニットプログラム。7つの対象分野と、12週にわたる個人プロジェクトを通じて学びを深めます。それぞれのユニットには、「ユニットディレクター」と呼ばれるそれぞれの分野の先端で実践に携わるデザイン実務家、研究者をお招きします。ユニットディレクターには、プログラムを企画していただき、それに基づいたPBLを実施・運営していただいきます。「調べる、分析する、創造する、表現する」のユニットを繰り返す中で確かな実力を培います。
- アシスタントディレクターがサポート
- ユニットディレクターと連携し、より学生に近い立場でユニットプログラムの伴走をするメンター役です。 各人(各チーム)の進行具合を把握して、ユニットディレクターへ報告する他、学生からの質問などをとりまとめユニットディレクターと連携して学生をサポートしています。
具体的ユニット展開
■Craftsmanship(実技)
基礎となるのは、伝統文化技能
技術・技能も最高水準の学びの環境
博多織の技術修得は、基本となる糸の扱いを学ぶことからはじまります。そして、織りに入る前に、まずは道具を知り、その機能や性能をマスターすることが重要です。そうしたことを学んだ後に、いよいよ機(はた)の前に座ります。織りの初めは、平織りの基礎的なものから学んでいきます。中でも縞間道という種類に取り組むのですが、ここでは、単に織るだけではなく、配色の作業が重要で自らの感性も必要とされます。サンプルを元に考えたり、自分なりの発想を取り入れたり、ものを創る楽しさを知ることと同時に難しさと対面していくわけです。この縞を終えると、博多織伝統の要となる献上にも向き合っていきます。こうした技術指導の全ては、熟練の博多織職人が指導するほか、博多織DCの卒業生である第一線で活躍する若手職人も指導者となって参画しています。