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「創造と自立」をコンセプトに掲げ
既存を超えた創造的実践能力を育みます。

目指す姿

創造と自立

博多織DCの前身となる博多織デベロップメントカレッジは、伝統工芸の伝承を目指す試みとして、国や福岡県、福岡市の支援を受けてこれまで10年間、数多くの卒業生を伝統工芸の世界に送り出してきました。過去に類をみないこの取り組みは、全国各地の注目を集めてきましたが、一方で新しい挑戦の中で数多くの課題も生まれてきました。2016年4月からスタートした博多織DCは、「創造と自立」をコンセプトに掲げ、プログラムを刷新。「手に職をつける」から「身につけた力で自立する」へ、世界に通用する博多織クリエイター、プロデューサーを育成する学校として始動しました。

博多織DCの特徴

創造的実践力を生み出す
注目のユニットプログラム

新生 博多織DCの最大の特徴は、創造的実践力を強化する「ユニットプログラム」の導入です。それぞれの分野の先端で実践に携わる実務家・研究者を「ユニットディレクター」としてお招きするプログラムです。プロジェクト・ベースド・ラーニング(PBL)のスタイルを取り入れ、既存のデザイン・工芸分野を超えた、独創的な実践能力を育てていきます。

教育課程
募集定員:8名程度
修学年限:2年
(3年次は、ビジネス立ち上げの支援プログラムを準備)

運営体制

学長 人間国宝 小川規三郎
博多織職人を代表する小川規三郎。2003年に、重要無形文化財「献上博多織」の技術保持者として人間国宝と認められた日本を代表する職人の一人でもあります。1951年に同じく人間国宝に認定された父、小川善三郎氏に師事し、その技術を受け継いだ献上の技術を基にしながらも、そこに創造性を組み合わせた革新的な作風で知られています。その功績は、日本伝統工芸展、日本工芸染織展など数々の賞が物語っています。これから博多織の技術が歴史を超えて生き残っていくためには、過去や現在だけでなく未来を見据えることが大切と、本学校の学長に就任。 「自然の中から発想の力を得ながら、時代を先取りしていくために、若い人たちと一緒に自らも学んでいきたい」と、学生以上に何かを吸収していく心を大切にしています。 「伝統は古く、伝統は新しい。伝統は受け継ぎ、生き伝えていくものである。さらに、伝統はよきものを取り込みながら、時代と共に生き続ける。」そんな思いのもとに、博多織DCでも新たな何かを生み出すための取り組みに力を入れています。

小川規三郎

[ NPO法人博多織デベロップメントカレッジ 顧問・相談役・役員名簿 ]

博多織DCでは、公益財団法人 ポーラ伝統文化振興財団の助成により、博多織の後継者育成教育施設移設改修事業を実施しています。