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「創造と自立」をコンセプトに掲げ
既存を超えた創造的実践能力を育みます。

基本理念

「博多織DC」は国、福岡県、福岡市等の支援を受け、2006年4月に開校された「特定非営利法人博多織技能開発養成学校」の愛称です。以前は「博多織デベロップメントカレッジ」という愛称でしたが、2016年4月に「博多織DC」と変更しました。
その狙いは、博多織の伝統技能を継承するとともに、伝統の先に新しい博多織の魅力開発と価値創造を担う、次世代の人材育成を行うという新しい方向性を打ち出すことにありました。
博多織DCは「創造と自立」という志を抱き、「伝統」に縛られない自由な発想で、世界に羽ばたける博多織の作家や新時代の職人、博多織をいかした工芸プロデューサーとして活躍していくのに必要な能力を育成していきます。

博多織DCの特徴

①博多織技能の徹底教育
博多織(手織)のワザ、魅力、奥行きをゼロから伝授

②多様な分野にまたがる実践科目
各分野の最先端で活躍されている強力な講師陣が担当

③アクションラーニング
何ごとも自分で考え、手を動かし、実践することを重視

④プロジェクトを通じた学び
商品の企画・開発、事業計画、卒業展示の企画・製作等、
プロジェクト学習の導入

⑤独立起業サポート
研究科(卒業後1年間、無料)でのスタートアップ支援

教育課程
募集定員:8名程度
修学年限:2年
*3年次に研究科での自己研修も可能

運営体制

学長 人間国宝 小川規三郎
博多織職人を代表する小川規三郎。2003年に、重要無形文化財「献上博多織」の技術保持者として人間国宝と認められた日本を代表する職人の一人でもあります。1951年に同じく人間国宝に認定された父、小川善三郎氏に師事し、その技術を受け継いだ献上の技術を基にしながらも、そこに創造性を組み合わせた革新的な作風で知られています。その功績は、日本伝統工芸展、日本工芸染織展など数々の賞が物語っています。これから博多織の技術が歴史を超えて生き残っていくためには、過去や現在だけでなく未来を見据えることが大切と、本学校の学長に就任。 「自然の中から発想の力を得ながら、時代を先取りしていくために、若い人たちと一緒に自らも学んでいきたい」と、学生以上に何かを吸収していく心を大切にしています。 「伝統は古く、伝統は新しい。伝統は受け継ぎ、生き伝えていくものである。さらに、伝統はよきものを取り込みながら、時代と共に生き続ける。」そんな思いのもとに、博多織DCでも新たな何かを生み出すための取り組みに力を入れています。

小川規三郎

博多織DCでは、公益財団法人 ポーラ伝統文化振興財団の助成により、博多織の後継者育成教育施設移設改修事業を実施しています。